はじめに
今回の記事では6月16日にあったアメリカの『金利政策を決めよう委員会』であるFOMCでどんなことが話し合われ、この先の見通しがどうなっていくかということについて考えていきたいと思います。
世界経済や世界の株式市場、米国の株式市場についていつもより深堀して考えていきますので、ご興味のある方はお付き合いいただければ嬉しいです。
Contents
結論は『株価の上昇は継続する』
FOMCのパウエル議長は声明の中で『強力な緩和の維持』と『数値は一過性』ということを挙げています。これは、『しばらくの間は数値にばかり気を取られず、労働市場の完全な回復を待ちます』という内容だったと思います。
すなわち、このバブル相場はもう少しエクステンション(伸びる)するように思います。
何買っても儲かる期間は終わった
とはいえ、去年のような『何を買っても儲かった』という相場はすでに終焉していますので、今後は銘柄選択が必要になるかと思います。
で、具体的な銘柄や狙えるセクターに関しては後述していくのですが、FOMCを無事通過できたということで、この記事を書く2時間前くらいに幾つかの銘柄を仕込み終えましたので、そちらも載せておきたいと思います。
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FOMCでどんなことが話し合われたか?
日本経済新聞の後藤さんという方が分かりやすくFOMCの内容をまとめてくださっているので、掲載させていただきます。
ぜひ、アカウントのフォローをお勧めします。
まず初めに↓
次に↓
そして↓
要はどうゆうことか?というのをまとめたのはこの最後のツイートで十分かもしれません。
経済は回復していて、期待インフレ率はアウトパフォームした。これから経済回復がなされ、雇用の最大化が進むが今回の数値は一過性のものとも考えられるから数値を観察していく。
しかし、3月のFOMCとの大きな違いは『テーパリングについてはtalking about talkingだ』と言っており議論をすることについては話し合った。として、前回よりテーパリングに近づいた姿勢を見せたように思います。
株式市場の反応はどうだったのか?
前章のFOMCの声明を受けて当日の株価は一時 ー1%付近まで下落したものの、概ね、利上げ観測は依然として低いということを好感してリスクオフの巻き戻しが起こっていました。
その後、米国10年債金利は上げどまるものの、それ以上の上昇を見せないというところで株式市場にはリスクオフの後退が起こったように感じます。
16日の米国市場の終値はこんな感じでした

注目はラッセル2000です。
ー1%から ー0.24%まで戻しているのに対して、ダウ平均はー0.77%までしか戻せていません。
そして、SP500より、ナスダックの戻りの方が強いです。
ここから見えることは『先週までの流れは継続』しているということだと判断します。
↓はい。こちらが18日の大引け後のチャートです。

テーパリング懸念や一旦の調整が入り18日金曜は下落しています。
とはいえ、この日はこれがありました。↓
なんとか4人の魔女をやり過ごしましたので、来週からは反転上昇を期待したいと思います。
これから狙えるセクターはズバリ・・・
では、前章からの引き継ぎで『小型株』と『ハイテク株』が大きく値を戻しているということをみれば、夏まではこのセクターでの運用を続けて行った方がいいと思います。
ちなみに、ラッセル2000という指数は米国の小型銘柄を集めた指標のことですが、ここが強い時は割りかしリスクオンの様相が強いように思います。
だって『GAFAMのような超絶安定企業を買うより、名前も聞いたことないような企業を買う方が儲かる』とみんなが思っているのならそれってリスクオンですよね。
これらは『ハイテク』や『グロース』銘柄ということになります。
PayPay証券で買えるハイテクグロースについては以下の記事も参考にしていただけると具体的に銘柄を絞れると思います。↓
で、じゃあ、何を買うのか?というと私はこんな銘柄を打診買いしました。
私が買っているのは以下のようなものです。

- アファーム
(割賦支払いのシステムを提供する会社) - シースリーエーアイ
(AI技術によって情報解析をする会社) - AMD
(半導体製造メーカー) - ジラットサテライト
(衛生通信を提供する会社) - マルケタ
(クレカ発行のサービスを提供する会社) - ニオ
(中国のEV車製造メーカー) - パランティア
(政府や教育機関にソフトウェアを提供する会社) - ローズタウンモーターズ
(商業用ピックアップEVを製造するメーカー) - ロイヤルティーファーマ
(医薬品などの特許を保有する会社) - スクエア
(電子決済サービスを提供する会社) - スカイワークス
(無線用の半導体を製造するメーカー)
キャッシュポジションの20%程度しか買っていませんので、今後買い進む予定です。
景気の循環とマネーの循環
次に景気の循環とマネーの循環という話をしていきます。ここ100年くらいの世界の経済を振り返ると10〜15年おきに株価の暴落が繰り返されています。
そして、2021年というのは暴落から1年という超超新しい相場サイクルの始まりだと思っています。
ですから、ここから10〜15年はギクシャクしながらも株価は上昇していくと思います。
ちなみに、この6月時点での世界的な株高が『バブルだ』という人もいます。しかし、これが、まだ膨らみ始めた初期のバブルだとしたらまだまだこの先が長いと思っています。
まだ初期のバブルではないかと考えている要因は『世界各国の大規模金融緩和』です。
これだけのお金を供給したらそりゃバブルにもなります。
しかし、この初期段階で踊るのを諦めていたら、運用資金はいつになっても伸びません。
だからここは様子をみつつ、バブルを踊り続けた方が得策だと考えています。
マネーの循環とは?
次に、マネーの循環の話をしていくのですが、株式市場や債券市場、為替市場、コモディティに暗号資産、不動産、それからプライベートエクイティ(相対で行われる投資)などの市場をマネーは澱みなく循環し続けています。
株式市場が低調な時は債券市場が好調だったり、コモディティーと不動産の市況が連動していたりなどと大口投資家は金融商品を循環しながら物色していますので、『お金の流れ』というのは確実にあります。
その中でも『バリュー株』『グロース株』どちらに資金が流れやすいか?と言われたら、『夏まで』は『グロース株』だと思いますし、それはSaaS系のサブスクリプションでビジネスをやっている企業が買われるだろうと考えています。
私は夏までは『ハイテク・グロース株』で波乗りをしていこうと考えています。
私の投資方針は『もう一回転する』です
私の相場展望的には秋に大きく落ち込むのではないかと考えています。
理由は
- アノマリー的な周期
- 低調な決算
- 中央銀行の金融政策
などを想定しているからです。
まずは、年間のアノマリー(季節習性)からいくと秋くらいに年間で一番の大底を付けて翌年4月あたりがトップになることが多いということ。
低調な決算というのは、コロナから回復したとはいえ、コロナ禍で強かった企業が生き残り、顧客が戻らない企業は淘汰されていくのではないかと考えています。
そして、一番のイベントとしてFRBの金融緩和縮小(テーパリング)が最大限に織り込まれる状況になってくると思っています。
8月を起点に相場が変わる?!
これは8月のジャクソンホールシンポジウムや毎月の指標や統計データから、政策の正常化が進んでくると思います。
だから私は『夏くらいまでにもう一回転できると良いな』と考えていています。
そして、6月現在で約25%の収益は確保できていますので、今年はそんなにガリガリトレードしなくても良いなと考えています。
とはいえ、『趣味的』な投資をしていないとつまらないということもありますので、『稼げるセクター』に資金を置いておこうと考えています。
8月にあるジャクソンホール会議頃には今回のFOMCの前のような『動きづらい』相場になってしまうと想定しますので、そこで含み損を抱えないように機動力を持たせた投資をしていこうと考えています。
ちなみに日本株は?
日本株の動向はというと、『あまり上を見ていない』といった雑感ではあります。オリンピック特需があったはずの2020年が終わり、2021年にオリンピックをやろうとしているとはいえ、そこまでの経済効果は期待ができそうにありません。
そして、ワクチン接種の遅れはますますの国内企業を衰退させ、年末までの見通しはあまり上昇基調ではないように考えています。
最後に
ということで、3月のFOMCの『テーパリングの議論を検討したことなんて1ミリもない』という姿勢から今回のFOMCでは市場を混乱させずにうまく文言をすり替えて『手のひら返し』に成功したパウエル議長でした。
金融市場がこの政策変更開始をうまく受け入れられているのなら大した心配はいらないと思います。
また、個人投資家もFOMCの声明には注視しておく必要はありますが、この声明に対してあなたが『絶望的な売りの状況だ』と判断したとしてもそれは、あなた一個人での主観にすぎません。
重要なのはこの声明を聞いて投資家の多くはどのように行動を変えるか?どのように投資をしてくるかを見極めながら、お金の流れが速いところに投資をしておくべきだと思います。
私は波がくれば乗りますし、来なければ波が起きているところを見つけて乗りにいこうと思います。
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