はじめに
知らないと損する複利の効果を知って、その魔法を最大限に発揮するためにどのような運用をした方が良いかを話していきます。
実は銀行の預金にも複利の効果は働いていますが、その微々たる額では経済インフレには到底歯が立たないので、効果的な複利の力を享受するために、複利の効果をまだ知らない方はぜひ最後までお付き合いいただければと思います。
それではいきましょう。
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Contents
複利の魔法を知らない人へ
銀行でも行われている複利についておさらいです。
複利とは元金に対してついた利息を次の期に元金と利息を元金としてそこに利息をつけてもらえるということです。
例えば100万円で利息が1%とすると1年後は101万円になりますよね。
2年後はその101万円に対してまた1%付きます。
これが複利です。
72の法則とは?
複利には72の法則があります。
72 ÷(利息)=元金が2倍になる年数
というものです。
上記のように利息が1%の時には元金が2倍になるには72年かかる計算になります。
この計算でいくと利息10%の時には<72÷10=7.2>7.2年で資金が2倍になることがわかります。これが複利の仕組みです。
投資手法別の一般的な複利
ここからは一般的にというか、投資を色々試してきた私の主観から、想定できる複利の利回りをご紹介していきます。
株式投資・・3〜9%
株式投資は日本株だと数年単位で右肩上がりの成長ができていないので、見通しがしにくいのですが、米国株のS&P500という有名な指数は平均的にこのくらいの複利運用が可能と言われています。
銀行預金・・0.001%〜0.01%
日本はしばらく低金利の時代が続いていますよね。だから預金だと10万円預けても10円から100円くらいしか利息が貰えません。
ATMの手数料で一瞬にしてなくなってしまいますね。
外貨預金・・0.1%〜5%
こちらは例えば、オーストラリア豪ドルなどで預けると0.3%だったりアメリカドルだと0.12%の預金金利が貰えますが、これも大したことはないですね。
豪ドルを72の法則で見ると246年かかります。

不動産・・0〜10%
続いて不動産です。0というのは毎月赤字になる物件を持っている私のような残念な人の利回りです。その他、不動産の営業マンは表面利回りで10%と謳っているものもありますが、そこに固定資産税や賃貸募集費、管理費費用などを合わせたら3%にならないくらいの利回りに低下します。
不動産を始めたいと考えている人はこちらの記事もお読みください。
大きな借金をしても利回りが3%なら不動産ではない選択肢の方がオススメできます。
ソーシャルレンディング・・3〜10%
次にソーシャルレンディングについてですが、詳しくはこちらの記事をお読みください。
ソーシャルレンディングは資金拘束をされる割にはリターンが限定されているので、ハイリスクローリターンな投資商品なので、近づかないことをお勧めします。
ちなみに7%以上のリターンを謳っているものの中にはデフォルト(債務不履行)案件が紛れています。
仮想通貨・・3〜30%
はい。大人気の暗号資産(仮想通貨)で運用するものですが、この中に月利10%だったり、紹介してくれたら紹介料を支払います。という謳い文句で多くの投資家からお金を集めてトンズラするというポンジスキームの詐欺が多発しています。
これは安定的に定期的に収入があるというキーワードで勧誘が来ますので、近寄らないでください。
ヘッジファンド・・5〜20%
世界にはヘッジファンドと言われるトレードを生業としている金融のプロがいます。これは紛れもない事実で世界的に優秀で有名なヘッジファンドというのはいくつかあります。
ブリッジウォーターアソシエイツ、タイガーグローバルマネジメント、マン・グループ、シタデルなどがあります。これらのファンドを使うためには最低1,000万円、普通は億からの資金を預かっているようです。平凡なサラリーマンには無縁の機関投資家です。
ちなみに『オフショア投資』というのを聞いたことがあるでしょうか?運用会社がオフショア(租税回避地・タックスヘイブン)で運用することで、利回りの最大化を追求するというものですが、このオフショア投資で得られるリターンも株式のインデックス投資でもリターンはさほど変わりません。私の所感では資金拘束(数年から10数年解約ができない)がある分、使い勝手の悪い投資だと思いますので、個人投資家では選択肢にならない投資方法だと思います。
このように投資の種類はたくさんあります。もっと言えば、星の数ほど投資話なんていうのはゴロゴロ転がっています。その多くが詐欺的な案件だったりするので、ご注意ください。
ここで一番重要なのは『美味しい話はあなただけに回ってきません。』みんなが知っている投資対象で資産運用した方がベストだと思います。
目先の利益を得ようとしたら失敗する
複利投資の多くは株式投資やFXなどで行われることが多いと思います。その中で、一時的に収益が上がったからと言って、投資を打ち切って逃げてしまおうと考えるのは得策ではありません。
それは上昇波動の始まりで、そこから40%、50%・・200%、400%と上昇する可能性だってあります。
だから投資から全降りしてはいけないと考えています。
全降りすると次のエントリーポイントが見つけづらくなりますので、ポジションを残したまま相場から距離を取るのが得策と言えると思います。
それから、複利というのは時間が資産に変わります。1年間より2年間置いておいた方が資産は伸びますので、できるだけ放置できるような投資対象を見つけた方がいいでしょう。
そして、『〇〇万円を儲けるぞ!!』と目標を変に意識し始めるとリスクを多く取ってしまい、その結果資金がリスクに呑み込まれて損してしまうということが起こります。だから目先の利益は追わない方がいいと考えています。
複利の魔法と相性の良い合わせ技
複利の効果と相性がいいのはやはり株式投資です。相性がよくないものは次章でお伝えします。
株式投資は『積み上げ方式』の投資で世界のマネーはその投資対象をずっと買い続けるという可能性が大きいです。日本最大の機関投資家GPIFを見てください。
GPIFは国内外の債券と国内外の株式とオルタナティブ(コモディティ等)でポートフォリオを組んでいます。それでいて、巨額の含み益を叩き出しています。
これは買いっぱなしの機関投資が次から次へと上値を買っていきますので。株式投資は平均的には右肩上がりの成長をします。
ということは私たちもグロース株やバリュー株を買いっぱなしすることでそのポジションの含み益が年々増えていくということになります。
結果、これが複利の効果として資産規模を拡大させてくれます。
ちなみに、銀行預金の仕組みとしては利息0.001%で預金者からお金を預かって、その資金を金利0.02%の日本国債を買って差益で銀行は収益を上げています。
もっというと銀行預金は概ね日本国債の利回りを超えることはないということです。
投資を全くやったことがない人も実は銀行預金が日本国債で運用されているということが分かります。
または年金は国債や株式で運用されているので、私たちは間接的に投資をしているということになっています。
複利にならない投資も知ろう
次に、複利にならない投資を知っておきましょう。これはリスクが高くて元本を棄損する可能性が高いと言われてい投資商品が該当します。
例えばFXやCFDです。これはゼロサムゲームという形式になっていて、自分が100万円儲かったら、その反対側には100万円を損したした人がいるということになります。
それから、ロスカットやレバレッジの効果により、リスクが高くなってしまうことがあります。なので、複利運用ができにくいと思っています。
ちなみに、毎月、毎年コンスタントにFXで稼げている人は複利の効果で資金を大きくできますが、それは『その投資家の腕がいいから』ということで、FXの市場全体が複利の効果を持っているとは言いにくいと考えます。
ちなみに『金利』という部分に着目すれば複利の運用にはなりますので、外貨預金や底レバレッジの買っぱなしスタイルなら複利の投資になります。
それから不動産投資は複利の運用ではありません。家賃収入という部分では毎月コンスタントに数万円が受け取れる訳ですが、年々その収入は落ちていく傾向がありますので、複利運用ではありません。
ソーシャルレンディングについてはハイリスクすぎてコンスタントに配当が増える可能性(見込み)が薄いので適さない投資と考えています。
仮想通貨もトレーディングベースでは株式と同じ性質(今後も投資マネーが流入しそう)があるように感じますが、元々の性格はFXのように通貨であり、かつ金利が発生しないので、長期保有は複利の効果がないということになります。なので、複利の運用には適さないように感じます。
こんな感じで、複利効果が得づらい投資もありますので、複利の魔法の力を享受したいのであれば株式投資で、市場の平均値に投資ができる『インデックスファンド』1択という考え方でいいのではないかと思います。
最後に
個人投資家は時間がとても長く使えます。普通の企業なら1年や半年ごとに決算があり、そこで収益が得られていないのなら投資方針を変えなくてはなりません。
しかし、個人投資家は『これでいく』と決めたら20年も30年も運用することができます。
私が想定しているアメリカ株の株式投資の利回りは年平均7%です。
個人投資家の場合、S&P500に連動するインデックスファンド(投資信託やETF)を運用する時、年平均リターンが下がっても上がっても淡々と運用が継続できます。運用方針を変えずに長期間、運用することで複利でお金が増える状況が続きます。
この複利運用はほとんど金利のつかない定期預金などに比べたら断然お金の増えるスピードは速いですので、お金の置き場を変えるだけで得られるメリットは是非とも獲得しておきたいものです。
とうことで、複利の効果を知っておくと資産運用で最も大事な『時間をかける』というマインドを持つことができますので、投資の王道である『時間をかけた投資』を行う癖を見につけていきましょう。
資産形成だけでなく『成長』というのは時間がかかるものです。焦らず、近道を見つけようと迷うことなく、黙々と気長に複利運用を継続していきましょう!!
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