はじめに
今回も毎月の投資結果まとめをしていきつつ、『スワップ投資』についても話をしていきたいと思います。基本的には私はスワップ投資には消極的です。そう考えている理由やスワップ投資のメリット、デメリットについて考えていきたいと思いますので、ぜひ最後までお付き合いいただければと思います。
それではいきましょう。
このブログでは年収400万円、
福祉系サラリーマンの凡人が
FIREを目指すために実践して
いることを発信しています。
↓投資内容↓
✅PayPay証券
(旧ワンタップバイ)
✅トラリピ
✅SBIネオモバイル
✅楽天証券NISA
✅米国株投資
長期分散高配当投資です。
Twitter:@clayfild4works
Facebook:@shinoBLOです。
ついでにフォロー
<いいね>もどうぞ。
11月の投資結果まとめ
決済収益は906円となっています。これはすごく少ない数字で年利換算では3.6%となる収益で、月利換算では0.3%でした。
FX運用をしていると普通(個人的見解です)に年率換算の利回りで10%を超えてくるので、この単月だけをみるとかなりアンダーパフォームしていることがわかります。
そして、11月末のポジションを確認していくとレバレッジ倍率が6倍でここ1年くらいで最もリスクをとって買いに行っていることがわかります。通常は2倍程度です。
で、この『買い向かっている』のは全部設定しておいた注文なので、私の意思とは関係なく購入と売却を繰り返してくれます。
感情が入るとビビって買えなかったり、買いすぎてしまったりしますが、トラリピを放置しておけばそのような『感情』は排除できますので便利なトレードツールだと思っています。
あとは買い向かったポジションがしっかり決済されてくれれば良いのでそれを願っています。
為替相場を振り返ります
私が保有しているメキシコペソについてですが、メキシコの経済情勢、通貨を取引する際にウォッチしておく点は以下の点です。
- 『米国のインフレ』
- 『原油価格の低下』
- 『米国の利上げが現実味を帯びてきた』
という点です。
これらはメキシコペソ安になり得る要因なので、今後の為替見通しが『私的には』厳しくなるように感じています。
アメリカドルについて
続いてはアメリカドルです。
アメリカドルについてはパウエルFRB議長がテーパリングのスピードを早めた方が良いという趣旨の発言をしており、米国の利上げが近づいていると市場では認識されているので、これからドルに関しては底堅い値動きになりそうだと想定しています。
過去に私は1ドル105円くらいの水準まで円高があるかもしれないと想定していましたが、110円を割るようなことはなく、今の水準を維持しそうだと『投資判断』を変えました。
ということは、今からトラリピを仕掛けるならドル円でも良いかも知れません。
とはいえ、まだ金利が付かないので、ある程度金利が付く通貨を持ちたいと考えています。
そこで、『金利』という切り口でFXをやる時に誰しもが『スワップ投資ってうまくいくのか?』と考えたことがあるかも知れません。
次の章ではスワップ投資について考えていきたいと思います。

【0から始めるマネーマシンの作り方完全ロードマップ】
マネーマシンを解説したクレイフィールドnoteへ
スワップ投資とは
スワップ投資とは、二国間の通貨の金利差で生じる受取金利で利益を狙う投資方法です。例えば、日本円は保有していても金利は約0%です。
ところが、アメリカドルに2%の金利が付くということになればその差の2%分の金利(スワップ)が日割りで得られるということです。
次の表を見てください。こちらには2021年12月現在で受け取れる金利(スワップ)を表にしてみました。
ドル円(買い) | ドル円(売り) | |
マネースクエア | 1円 | ー86円 |
DMM.FX | 7円 | ー11円 |
IG証券 | ー11円 | ー17円 |
ヒロセ通商 | 2円 | ー83円 |
サクソバンク | ー16円 | ー24円 |
FXの業者が違うと受け取れる金利も異なります。これは手数料としてFX業者が差し引いている分があるためだと思いますが、受取金利が高い方がトレーダーにとっては好都合だと言えますよね。
だから、スワップが多く付くFX事業者を選ぶのも一つの投資戦略かも知れません。
そして、この表の数字は1万通貨あたりに1日で得られるスワップですので、10万通貨を30日保有したら
1円×10(万通貨)×30(日)=300円となり、1ヶ月で300円のスワップが得られるという計算になります。
これがスワップ投資です。
ちなみに10万通貨保有するための最低証拠金は45万円が必要です。
で、300円×12ヶ月=3,600円となり、金利だけの利回りは0.8%(年)となります。
今のところ控えめに言ってドルでのスワップ投資に魅力はありませんよね。
金利(スワップ)で儲かる投資?
では続いて、各FX業者の通貨別スワップ(1万通貨あたり)を見てみましょう。
ペソ円 (買い) | 豪ドル円 (買い) | 南アランド円 (買い) | |
マネースクエア | 2円 | 0円 | 2円 |
DMM.FX | 8円 | 1円 | 8円 |
IG証券 | 13円 | ー12円 | 8円 |
ヒロセ通商 | 9円 | 1円 | 9円 |
サクソバンク | 5円 | ー19円 | 10円 |
ということで、前章で見たマネースクエア社のアメリカドルを10万通貨、1ヶ月保有すると得られるスワップは300円となりますが、メキシコペソを10万通貨だと600円になります。また、豪ドルだと約0円、南アランドは600円です。
ペソとドルが同じ2円のように見えますが、必要証拠金がペソなら1/20しか必要にならないので実質ドルより20倍金利が高いということになります。
ドルと同じ証拠金の分だけペソを買った場合ドルなら1日2円のスワップポイントのところ、ペソなら40円のスワップポイントがつきます。
上記表のようにマイナーな通貨ほどスワップが多いことが分かると思います。これは新興国は金利が高いので、FXにおいても高利回りの金利が付与されるということです。
じゃあ、新興国通貨でスワップ投資をしたら数年後には大金持ちになれる?!と聞かれると、それはムリ!と返答しておきます。
その解説を次の章でお伝えします。
スワップ投資は破綻しやすい
では続いて、スワップが多いことで有名なトルコリラのチャートを見ていきます。トルコリラのスワップは5円で証拠金はメキシコペソとほぼ同じくらいです。



で、メキシコペソと比べてトルコリラなら2.5倍も多くスワップがもらえるとウキウキしてトルコリラで投資をすると、直後からガンガン含み損が膨らんでいくのでスワップポイントがいくらあっても足らなくなってしまいます。
これは高金利通貨の宿命でもありますが、新興国はその国の成長性と引き換えに常に『インフレ気味』なので、通貨の価値が年々斬減していく運命にあります。これに当てはまるのはトルコ、メキシコ、南アフリカです。
少し前に『高金利通貨』として注目されていたニュージーランドやオーストラリアは近年インフレも落ち着き先進国とみなされています。
話を戻して、高金利のスワップ投資をしていると次第に投資資金が含み損を抱えて、スワップでは補えないくらいの損失を被る可能性があるので、私はスワップ投資には消極的です。
最後に
では最後にスワップ投資のメリットデメリットについてまとめて終わりたいと思います。
- 金利によって期間の計算(皮算用)が立ちやすい
- ほったらかしにできる
- 高金利通貨にレバレッジをかければ年率15%くらいのリターンもねらえる
- 価格が下落しやすい
- 含み損をずっとかかえる
- ハイレバになりやすい
- 新興国という特性上、リスクが高い
ということで、新興国通貨はリスクが高いというのはこう言ったポイントがあってのことなので、スワップ投資はおすすめできないかなと考えています。
ちなみに単年でみるとうまくいくこともありますが、長期での投資を考えたときには『通貨価値斬減』という点から含み損になりやすいと考えるので長期投資をしようとするなら株式投資の方がいいのかなと思います。
それと、どうしてもスワップ投資をしたいのならユーロドルのショートがいいのかな?と思います。
しかし、それを語り出すとこの倍の文字数が必要になりますので、またの機会に語ってみたいと思います。
確率高く勝てる投資家になるために日々勉強していますので、一緒に学びたい方はぜひフォローしていただければと思います。
それでは。
YouTube登録者222万人
突破のお金の大学。
両学長の書籍を買いました!
孫の代まで使える教科書です。
☆★☆★☆★☆★☆★☆



参考になったと感じていただけましたら上のブロックをクリックしていただけたらと思います。更新の励みになります!!
☆★☆★☆★☆★☆★☆
