はじめに
キャンプの夜を明るく照らすランタンは、アウトドア体験の重要な部分を占めています。
ランタンの選択は、機能性、デザイン、そして明るさに大きく依存します。
この記事では、ランタンの種類と、その明るさを表すルーメンという単位、そしてワットとの関係について詳しく解説します。
それではいきましょう!
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ランタンの種類
ランタンには大きく分けて三つの種類があります。ガスランタン、電池式ランタン、そしてソーラーランタンです。
ガスランタン
ガスランタンは一般的に最も明るく、暖かみのある光を放ちます。燃料としてガスカートリッジや液化ガスを使用し、その燃焼によって光を生成します。
ガスランタンのカテゴリーには…
プロパンガスやブタンガスを燃料とするカセットガスランタンと、灯油を燃料とする灯油ランタンが含まれます。
ただし、これらは異なる種類の燃料を使用し、それぞれ特性や使用環境に異なる利点と欠点を持っています。
カセットガスランタン:プロパンガスやブタンガスを使用します。操作が簡単で、清潔な燃焼を提供し、即座に明るい光を得ることができます。ただし、気温が低いと性能が低下することがあります。
灯油ランタン:灯油を使用します。気温が低くても安定した性能を提供し、長時間の使用に向いています。しかし、使用とメンテナンスは一般的にガスランタンよりも複雑です。
両者は異なる利点と欠点を持つため、キャンプの環境や自分のニーズに基づいて適切なランタンを選ぶことが重要です。
電池式ランタン:電池式ランタンはLEDを使用するものが一般的で、長寿命で明るく、ポータブルな点がメリットです。電池寿命や明るさ調節の機能も充実しています。
ソーラーランタン:ソーラーランタンは太陽光を電力に変換して使用します。エコフレンドリーであり、電源を気にすることなく使えるのが特徴です。
ランタンをテーブルの上に直接置く方法もありますが、スタンドを使って便利に灯りを灯す方法もあります。
次はその方法もチェックしていきましょう。
ランタンスタンドについて
キャンプランタンを安定させ、より効果的に光を広げるためにランタンスタンドや台が用いられます。
これらは様々なタイプやスタイルがあります
- テーブルスタンド:小型で軽量なこのタイプのスタンドは、ランタンをテーブルの上に安定して置くのに適しています。これは特に食事の際や、テント内での読書などに役立ちます。
- 吊り下げスタンド:これらのスタンドはランタンを吊り下げることができ、大きなエリアを照らすのに便利です。一部のモデルは高さ調整が可能で、柔軟に設置することができます。
- 三脚スタンド:フレキシブルで堅牢な三脚スタンドは、地面が不安定な状況でもランタンを安定させるのに役立ちます。また、高さを調節できるものもあります。
- ツリーストラップ:ツリーにランタンを吊り下げるためのストラップもあります。これにより、ランタンを地面から高く吊るすことができ、より広範囲を照らすことができます。
それぞれのランタンスタンドや台は異なる状況やニーズに合わせてデザインされています。
選択する際には、キャンプサイトの状況、ランタンのサイズと重さ、そしてあなたが何にランタンを使用するかを考慮してください
ルーメンとワットの関係
ランタンの明るさはルーメンという単位で表されます。
ルーメンは光の総出力を示し、ルーメンが高ければ高いほど明るい光を放ちます。
一方、ワットは電力消費を表す単位で、ランタンのエネルギー効率を示します。
したがって、同じルーメン数のランタンでも、ワット数が少ないほうがよりエネルギー効率が良いと言えます。
なお、ルーメンをワットに直接換算することは困難です。なぜなら、これらの単位は異なる物理量を表しているからです。
しかし、一般的な目安として、LED電球であれば約10ルーメンが1ワットに相当します。ただし、ランタンの種類や電球の種類により、この数値は異なります。
ランタン選びのポイント
ランタン選びをするキャンプ初心者はどんなことに気をつけてランタン選びをすれば良いでしょうか?
ランタンを選ぶ際には以下のポイントを考慮すると良いでしょう:
- 明るさ(ルーメン数):あなたがキャンプで必要とする明るさを考えましょう。一般的には、100ルーメンのランタンは小さなテーブルを明るく照らすのに十分です。大きなテントやキャンプサイト全体を照らすには200~300ルーメン以上が必要となることもあります。
- 種類と燃料:ランタンの種類は主に、ガスランタン、電池式ランタン、ソーラーランタンの3つです。それぞれが異なる利点と欠点を持っているので、どの種類があなたのキャンプスタイルに最も適しているかを考えましょう。
- 重量とサイズ:ハイキングやバックパッキングの場合、軽量でコンパクトなランタンが適しています。一方、車でアクセスできるキャンプ場の場合は、大型で明るいランタンも選択肢になります。
- バッテリー寿命/燃料消費率:ランタンの稼働時間は重要な選択基準です。電池式やソーラー式の場合はバッテリー寿命、ガスランタンの場合は燃料消費率をチェックしてください。
- 耐久性:アウトドア活動ではランタンがさまざまな天候や環境に耐えられるよう、耐久性の高いものを選びましょう。
- 追加機能:明るさの調節が可能なランタンや、USBポートを持つランタン(他のデバイスを充電可能)など、追加機能があるランタンも存在します。
これらの要素を考慮することで、自分のニーズに最も適したランタンを見つけることができます。
ランタン選びのポイント(番外編)
- デザイン:アウトドアギアの一部として、ランタンの見た目やデザインも選択の一部を占めます。アンティーク風のランタンからモダンなデザインまで、自分の好みやキャンプスタイルに合ったものを選ぶことが大切です。
- 操作性:ランタンの操作は簡単で直感的なものが良いでしょう。特に暗闇の中で操作することを考えると、ボタンの位置や機能の明確さは重要となります。
- 保証期間やアフターサービス:メーカーの保証期間やアフターサービスは、長期的な使用を考えるときに重要なポイントとなります。故障や問題が発生した際の対応を考慮に入れると良いでしょう。
- 安全性:特に燃料を使用するランタンの場合、安全性は非常に重要です。適切な消火機能があるか、また、ランタンが安定して設置できるかなどを確認してください。
ランタンは用途別に選んでみる
キャンプサイトの異なる居住空間では、それぞれ異なるランタンの使い方が効果的であることが多いです。
以下に、一般的なキャンプスペースとそのためのランタンの使用方法のいくつかを示します。
- テント内:テント内では、低ルーメン数のランタンや調光可能なランタンが適しています。
これにより、必要な明るさを調節し、目の疲労を防ぎつつ、読書や移動などに必要な程度の光を提供できます。
また、ランタンを吊り下げるフックがテントに付いている場合は、吊り下げタイプのランタンを使うとスペースを有効に活用できます。 - キャンプファイアや食事エリア:ランタンをテーブル上や地上に置くスタンドを使って、食事や集まるスペースを明るく照らすことができます。
また、高い位置から広範囲を照らせる吊り下げスタンドも適しています。
このエリアではより高ルーメン数のランタンが役立ちます。 - ウォーキングパス:キャンプサイト内を移動するためのパスでは、地面を照らすためのランタンが便利です。低位置に設置できるランタンスタンドや、地面に直接置けるランタンが適しています。
- 車中:車中でランタンを使用する場合、再充電可能なLEDランタンが便利で、車のUSBポートから直接充電できます。
また、車内では燃料を使用するランタンは避けるべきです。
これらのポイントを考慮することで、キャンプサイト全体でのランタンの最適な使用方法を見つけることができます。
ランタンで虫が寄ってくることも想定する
ランタンは明るさを提供する一方で、その光は夜間の虫を引きつける可能性があります。
しかし、以下のような工夫で虫の影響を最小限に抑えることが可能です:
- 色温度を低くする:虫は特に青と白の光に引きつけられやすいです。そのため、暖色系のランタン(特に黄色や赤)を選ぶことで、虫の誘引を減らすことができます。
- ランタンの位置を調整する:ランタンをキャンプの中心から離すと、虫が集まる場所を制御することができます。例えば、食事エリアから少し離れた場所にランタンを置くと、虫が食物に集まるのを防げます。
- 虫除け製品を使用する:虫除けランタンやキャンドル、虫除けスプレーなどを使用することで、虫を遠ざけることが可能です。
- LEDランタンを使用する:一部の研究によれば、LEDライトは従来のランタンに比べて虫を引きつけにくいとされています。
これらの工夫を組み合わせることで、ランタンの光に虫が集まる問題を最小限に抑えることができます。
最後に
キャンプランタンの選択は、種類、機能性、そして明るさによります。
ランタンの明るさを理解し、自分のキャンプスタイルに適したランタンを選ぶことで、キャンプの夜をより一層楽しむことができます。
ランタンはそこそこ高額なものもあります。でも最初は電池式の安いランタンを準備するのもありです。
キャンプに慣れてきて、雰囲気を変えたいとにはオイルランタンやガスランタンを購入すると炎の揺らぎなどで違ったリラックスタイムを演出できるかもしれません。
ランタンの選び方はそれぞれのキャンパーの考え方次第です。楽しいキャンプスタイルを見つけてください。
